SSブログ

ブランクの影響はホルンには大きい [吹奏楽]

中学校吹奏楽部の合奏指導。
三年生はほぼ復帰してきましたが、まだまだ調子の上がっていない人が多い。
まだしっくりメンバーとして入り込めていない雰囲気があります。
三年生は、後輩達に最後の素晴らしい姿を見せて欲しい。
後輩たちにプレッシャーをかけるほど、立派な先輩として最後の三週間をすごして欲しいです。
それが次の四月からの後輩の活動に必ず生きますから。

しばらく吹いていなかった時、金管の小さいマウスピースの落ち方はひどいもんです。
ホルンとトランペットですね。
どうしてもアンブシュアを形づくる筋肉にテンションがかかる楽器ですから、吹いていないとその筋肉がやせ細ってしまいます。
本番までにその筋肉が復活してくるか。
100%というのは難しいと思います。
どんどん吹くしか復活する方法はありません。
長く吹いていないと、呼吸法も崩壊してきますから、そのあたりも強く意識して練習してくださいね。

アンブシュアというのは、呼吸とのバランスで出来上がっていますから、アンブシュアだけ気をつけていてもうまくいかないと思います。

そのほかの楽器は、今日現在でそこそこ戻りつつあります。

日本中の中学三年生の多くが、こういった状態で今練習しているんだと思います。

楽器側からだけ見ると、もったいない話です。
日本の中学生は、世界的に見ても非常にレベルが高いのですが、高校受験、大学受験とブランクを作っている間にレベルを落として、大学生くらいになるとたいしたことなくなるんですね。

ブランク以外の時間は、ガーッとやって上達して、ブランクを作ってレベルを落として。
楽器が上手になるためには、本当はガーッとやるよりのんびり楽しく休まずやるのが良いと思うのですが、なかなかそうはいかない。
そこが少し悲しいところです。
nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

いわもっちゃん

こんにちは。

2/23の「部活と自分のホルンの両立 」のことに質問なのですが、
あれは「うまいところ(いい成績を残す)でやってるほど
     両立が大変」
⇒音大に進む(プロになる)のが
  出遅れる(ちょっと難しくなる)  →(日本語微妙でごめんなさい)
  ということでしょうか?

プロになりたいのですが、
今、進路(高校)はどう決めたらいいか迷っていて、
「吹奏楽部がうまいところに行くか、それとも・・・」
って、悩んでいるところなので、どうかアドバイスお願いします。
by いわもっちゃん (2009-03-03 23:27) 

テル

いわもっちゃんさん、難しい問題ですね。
その部活が、レッスンに行くことを容認してくれるかどうかが重要です。
レッスンにも行けないようでは、音大に行くことは無理だと思います。
私の高校は、吹奏楽も強く、超進学校でもありでホルンだけの両立でなく勉強も大変でした。
結局自分の意志が強ければ、どこに行こうと自分の夢は達成できるのだと思います。
三年間の高校生活で、折れてしまう人がとても多いのが現状です。
もともと折れてしまう人は、プレイヤーにもなれないと思います。プレイヤーになることは、音楽大学に進むことより更に何十倍も大変なんです。

by テル (2009-03-04 11:43) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。